トレッキングシューズ選び

  • 2023年5月28日
  • 2023年6月26日
  • ライフ
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トレッキングシューズ選び
2007年から「ヨーロッパの最も美しい村」をテーマに撮影活動を行っています。フランス、イタリア、ベルギー、スペインの村の登録村を全踏破し、写真集としてまとめました。

この旅で、撮影機材以上に重要になってくるのが「靴」です。どの村でもかなり歩きます。一つの村で2~3時間、1日2万歩以上は歩いているでしょう。

ヨーロッパの路地は石畳みでできています。デコボコしており、段差も多く、実に歩きにくい。常に足下を意識していないと、躓いて転んでしまいます。

村巡りをはじめた頃、靴に関しては全く拘りがありませでした。チェーン店やデパートの靴売り場で買った日常使いの靴(5,000円前後)で海外に行き、旅を行っていたのです。

でもそれらの靴で石畳みの道を歩き続けると、足裏が痛くなってきます。通気性が悪いので夏場は蒸れます。そして何より耐久性がありません。取材の後半には靴底が剥がれてくることがよくありました。

本格的なトレッキングシューズを買おうと思ったのは、「イタリアの最も美しい村」をテーマにしていたときです。いざ探してみると、トレッキングシューズやハイキングシューズは意外と種類が少ないことに気づきました。アウトドア店に行くと登山用シューズ(3万円~)がたくさんありますが、ヨーロッパの村巡りで、そこまで大げさな靴は必要ありませんでした。

ベストな靴と出会う
そんなときに出会ったのが、ミズノ(MIZUNO)のウエーブアドベンチャー BRです。Amazonで購入しました。

履いた瞬間、自分の足にぴったりフィットするのがわかりました。慣らし履きをすることなくイタリアの村巡りを行ってみたのですが、マメが出来るようなことはありません。石畳みの道を軽快に進んで行けるようになり、写真を撮ることに集中できました。あまりにも快適で、それまで履いていた靴はいったい何だったたんだろうと思ったほどです。

ウエーブアドベンチャーBRで一番驚いたのは、耐久性です。当時、美しい村の取材は年に2回行い、それ以外でも他国を旅していたので、年に4~5回は海外に足を運んでいました。どんなに歩いても、糸がほつれたり、ゴムの部分が剥がてくることはありませんでした。もちろん、1年2年と履いていると靴底が摩耗していきますが、そのスピードはかなり緩やかでした。

結果として、4年ほどこの靴を履くことができました。靴底の溝がなくなったのを機に、色違いのウエーブアドベンチャーBRを新調します。二代目となるこの靴も、ベルギー、スペインの村巡り、その他の海外取材で大活躍し、そろそろ4年目に突入しようとしています。

これから先もずっとミズノのウエーブアドベンチャーBRでいこうと決めていたのですが、残念ながらこの靴の製造は終了してしまいました。2023年現在、小さなサイズの在庫が若干あるのみとなっています。新型が出るという情報はありません。

最初に購入したミズノのウエーブアドベンチャーBR。4年履きました。
2度目に購入した色違いのミズノのウエーブアドベンチャーBR。そろそろ4年になろうとしていますが、まだ使えます。

メレルのトレッキングシューズ
ミズノのウエーブアドベンチャーBRに代わる靴はないだろうか……と探しはじめたとき、メレル(MERRELL)のハイキングシューズ、モアブ 3シンセティックを見つけました。メレルは、1981年に設立されたアメリカの靴のメーカーです。耐久性、快適さ、パフォーマンスに重点を置いた製品を開発し続け、アウトドア愛好家や冒険家から絶大な指示を受ける靴を生み出し続けています。日本では、株式会社丸紅フットウェアが代理店を務めています。

メレルのハイキングシューズ、モアブ 3シンセティック

デザインはミズノのウエーブアドベンチャーに似ており、価格帯(1.2万円~)もほぼ同じ。そしてもちろん、「ゴアテックス(GORE-TEX)」の素材と「ヴブラム(Vibram」)のソールを採用しています。

購入時に注意しなければいけないのは、サイズです。トレッキングシューズや登山用の靴は、若干小さめになっています。私の足のサイズは27cmでしたが、28Eがぴったりでした。

すでに半年ほどこの靴を履いて撮影活動を行っています。耐久性に関しては全く問題ありません。ミズノのウエーブアドベンチャーと同じく、おそらく4~5年は履くことができるでしょう。しかしウエーブアドベンチャーと比べると若干クッション性が弱いので、履き心地は硬く感じます。柔らかめが好みの人は、インソールを交換するといいでしょう。

私のお気に入りは、ワークマンプラスで売っているインソールです。さすがワークマン、このインソールのコスパは極めて高いです。色々な種類がありますので、好みのインソールを選んでください。

ワークマンのインソール

ミズノとメレルの大きな違いは、靴の形です。ミズノは日本人の平均的な足形で作られていますが、メレルやL.L.Beanは外国人の足形をベースにしているので、若干横幅が狭くなっています。そのため、履き慣れるまで少し違和感がありました。ただしメレルのこの靴にはワイドサイズもありますので、足幅が広い方はこちらを選んだ方がいいかもしれません。(ワイドは履いたことがないので何とも言えませんが……)

3~4年後、またメレルのモアブ 3シンセティックを選ぶかは、いまの段階では何とも言えません。2年ほど使ってから結論を出すつもりでいます。

いま、心の底から望んでいるのは、ミズノのウエーブアドベンチャーBRの製造再開です。私にとって、ミズノのこの靴は、それほど完璧なトレッキングシューズでした。1代目はかなりへたり、靴底もツルンとなった状態ですが、ヨーロッパの村歩きを共にしたこの相棒をなかなか処分できずにいます。いまでも時々履いています。

余談ですが、日課としているウォーキングで使っているのは、ミズノのランニングシューズ マキシマイザー 23です。この靴、3000円台で買えるのに、かなり上質です。極めてコスパが高いシューズと言えるでしょう。

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