オートフォーカスとマニュアルフォーカス
写真用のどのレンズも、収差を防ぐために凸レンズや凹レンズの組み合わせで出来ています。そのためカメラに装着して写真を撮る際、被写体までの距離を調整して焦点を合わせる、すなわちピント合わせをしなければなりません。しかし今の時代、スマートフォンで写真を撮る多くの人たちが、「ピントを合わせとは?」と質問してきます。無理もありません。スマートフォンのカメラを起動すると、液晶モニターには瞬時にシャープな画像が現れ、シャッターボタンを押すだけで簡単に綺麗な写真が撮れてしまうからです。
実はスマートフォンのカメラも自動でピント合わせが行われています。その速度があまりにも早いため、多くの人が気づかないだけです。たとえば記念写真を撮ろうと人にカメラを向けると、顔の部分に四角い選択エリアが現れるでしょう。これはスマホが自動で顔を認識し、顔の部分にピントを合わせているのです。
30〜40年前、フィルム全盛期の頃の一眼レフは、ピント合わせはマニュアル(手動)で行っていました。望遠レンズになればなるほど、ピントの合う範囲は狭くなるので、ピント合わせには相当な神経を使いました。しかし、「ピントを合わせてからシャッターを切る」というのは、一眼レフを使う醍醐味でもあったのです。
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