新しいスマートウォッチを購入した
スマートウォッチはAppleWatchが最強です。iPhoneとの連携が素晴らしく、Suicaをはじめとする非接触決済機能も充実しています。
ではAppleWatch以外のスマートウォッチはどうでしょうか。
大きくは二つに分かれると思います。Wear OS by Googleに対応しているか、対応してないか、です。
私は以前から、Wear OS by Google対応のスマートウォッチを好んで使ってきました。なぜなら、スマートウォッチでGmailの本文を読みたかったからです。Wear OS by Googleに対応していないスマートウオッチは、メールが来たという通知だけで、本文を読むことはできません。
Wear OS by Google対応のスマートウォッチは数社から出ていますが、人気があるのが、Googleの「Pixel Watch」、Samsungの「Galaxy Watch」、Mobvoの「Tic Watch Pro 5」です。
私はこの中からTic Watch Pro 5を選び、購入しました。Tic Watchは、初代→2→3と進化し、5はかなり成熟しています。最新のWear OS 3.5、Snapdragon W5+ Gen 1を搭載しているのでスマホ並みにサクサク動き、バッテリーの持ちもいい。そして何より、アナログ時計を彷彿とさせる洗練されたデザインに惹かれました。
Pixel WatchとGalaxy Watchは、年内に新型が出ます。Galaxy WatchはついにSuicaに対応する。よってどちらも、「買うのは現行型ではない」と結論を出しました。
使い勝手は上々です
Tic Watch Pro 5を箱から取り出してまず感じたのは、「軽い」ということです。ずっしりと重みがある初代Tic Watchを使っていたことがあるので、なおさらそう感じました。
ステンレスやアルミニウムで造られた時計部分は、写真で見る以上に高級感があります。私が好きなCASIOのエディフェスとよく似ています。腕時計はよく壁にぶつけますが、Tic Watch Pro 5には頑丈なベゼルがあるので、表面のガラスが割れる心配はいりません。
逆に、シリコンバンドは、薄っぺらでチープな印象を受けました。留め金のピンはすぐに外れてしまいます。私はすぐにAmazonで24mmのシリコンバンドを購入しました。こちらの方が何倍も高級感があります。
スマートフォンとの連携は、Googleの「Ware OS」でなく、Mobvoiの独自アプリ「Mobvi Health」で行います。運動管理や健康管理は充実しており、心拍数、血中酸素濃度などのグラフはとても見やすいです。もちろん収集したデータを「Google Fit」と連携させることも可能です。
OLEDディスプレイの画面は驚くほど美しいです。スマホの液晶画面がそのままスマートウオッチに反映されていると言ってもいいでしょう。画面は二層構造になっており、OFFのときでも常時、液晶で時刻を刻んでいます。この液晶は、バックライトバックライトをONにすることによってくっきり見えるようになります。
腕を傾けるとディスプレイが表示されるように設定できますが、そのとき、液晶のバックライトをONにするか、スマートウォッチの画面をONにするかを選べます。私は液晶表示でなく、スマートウォッチ表示を選びました。
文字盤は40種類ほど入っていますが、正直言って、あまりときめくデザインはありませんでした。その中から選んだのが、ブルーのタイルが敷かれた文字盤です。時刻はもちろんのこと、歩数、距離、心拍数、スケジュールの同時表示ができます。
ちなみに、洒落た文字盤は、「TimeShow」とうアプリから追加していけます。基本有料ですが、無料版の文字盤も充実しています。ダウンロードしたデータは、デフォルトの文字盤「TimeShow」の中にまとめて入ります。これをクリックして、文字盤を切り替えてください。
Googleプレイストアがあるので、LINE、GoogleKeep、ヤマレコ、Spotifyなどのおなじみアプリをどんどんと追加していくことができます。私がよく使うFlightradar24やShazam、雨雲レーダーも入れることができました。しかしながら、スマートウォッチに対応しているアプリはまだまだ少ないです。「Yahoo!ニュース」や「スマートニュース」、マイクロソフト関連ではWordやExcelはありません。Outlookのみです。
Googleマップは普通に使えます。ナビのときは連動し、スマートウォッチ側には「右へ、左へ」という案内が出ます。もちろんスマートオウッチに地図表示させることも可能です。でも小さな地図画面を見ながら車を運転するのはなかなか難しい。街中を歩くときは役立つかもしれません。
いずれにせよ、Googleマップはサクサク動きます。地図の拡大縮小は、指で行うピンチイン、ピンチアウトはもちろんのこと、クラウン回転ボタンでもスムーズにできます。
バッテリーの持ちはかなりいい方です。私は、腕を傾けるとスマートウオッチの画面が表示される設定にしていますが、3日は余裕で持ちます。バッテリーの減り具合は、1日30~35%くらいです。
問題点は?
Tic Watch Pro 5を毎日使い、すでに2週間が経過しました。いまのところ大きな問題はなく、非常に満足しています。
ネットの口コミ欄に「バイブレーションが弱い」とありますが、確かにバイブは弱めです。ただ現状の振動でも十分通知に気づきます。逆にこれ以上強くなると、満員電車内でブーブーという音が響いてしまうでしょう。
私はメールが届くと、バイブと一緒に「ピン」という音も同時に出るように設定しています。デフォルトでは、通話と通知音がOFFなっていますのでご注意ください。
外を歩きはじめると、勝手にウォーキングタイマーが作動します。ウォーキングのときはいいのですが、コンビニや駅に行くときでもタイマーがONになってしまう。
このタイマーをOFFにする方法を見つけました。ワークアウトは「TicExercise」というアプリによって管理されています。このアプリの「設定」にある「運動自動認識」をOFFにしてください。そうすると、勝手にタイマーが作動しなくなります。
メールをはじめとするすべての通知は、問題なく来ます。多くのスマートウォッチは、時計を腕にはめていないとBluetoothがいったん途切れ、通知が来ない設定です。そのため、「通知機能が壊れているのでは?」と勘違いしてしまう人が多いようです。通知のテストは、必ずスマートウォッチを腕にはめてから行いましょう。
各社のスマートウォッチを使っている人がよく直面するのが、「スマホとのBluetooth接続が時々切れてしまう」という問題です。私は2年あまりFOSSILとXiaomiのスマートウォッチを使ってきましたが、確かにしょっちゅうスマホとの接続が切れ、イライラしました。
ネットには、「BluetoothのスキャンをOFFにする」などの対策方法が出ていますが、それを実行しても解決には至りません。切れるときには切れます。おそらくスマホとの相性の問題でしょう。
Tic Watch Pro 5に関しては、今のところBluetooth接続が切れるようなことはありません。スマホと離れた時は当然切れますが、近づくとすぐに再接続されます。ただ、重いアプリを起動したときなど、MobvoiアプリやGoogleプレイストアが凍結し、あれっ、と思うことが何度かありました。そんなときは、スマホとスマートウオッチ双方を再起動すると治ります。とにかく再起動はマメに行った方がいいでしょう。
惜しいのはSuicaが使えないこと
Tic Watch Pro 5は、Wear OS by Google対応のスマートオウッチの中では最高峰と言ってもいいのかもしれません。しかし、年内にPixelWatch 2とGalaxy Watch 6が発売になると、ナンバーワンの座は譲り渡すことになるでしょう。
Tic Watch Pro 5で唯一残念なのが、FeliCa、つまりSuicaの機能がないことです。GooglePayには対応していますが、iDとQUICPayは使うことができません。私のクレジットカードは、みずほ銀行のUCカードです。QUICKPayになるので、Tic Watch Pro 5で非接触決済はできませんでした。GooglePayをどうしても使いたい方は、対応しているクレジットカードを新たに契約する必要があります。
FeliCaをはじめとする非接触決済機能を充実させれば、Tic Watch Pro 5は日本で売れまくると思うのですが、なぜMobvoiは搭載を見送っているのか。全く不思議ですね。
私はTic Watch Pro 5をAmazonで手に入れました。価格は49,999円ですが、セールで42,999円になったときに購入したのです。1つ前のモデル、Tic Watch Pro 3も継続販売されており、セールのときはかなり安くなります。5では、FeliCaが搭載されるなどの劇的な変化がなかったので、3を選ばれてもいいかもしれませんね。
Amazonはこちら
https://amzn.to/44wnfG7
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