2023年夏、「Yahoo!マップナビ」と「Yahoo!カーナビ」が、Android Autoで使えるようになりました。
ヤフーには、「Yahoo!マップナビ」と「Yahoo!カーナビ」がありますが、ナビの機能に関しては全く同じです。Yahoo!マップナビは、GoogleMapと同じく単独の地図としても利用できますが、Yahoo!カーナビは、車での使用に特化したアプリです。よって、多くのドライバーは、Yahoo!カーナビの方を選んでいます。
私自身、Yahoo!カーナビは、もう何年も前から使っていました。
なぜ日本では、Googleマップナビではなく、Yahoo!カーナビの方を好むのか。理由はいくつもありますが、まず第一に、地図のビジュアルが美しいからです。交差点名もわかりやすく、また番地までしっかり表示されるので、住所を頼りに目的地を探すときは重宝しています。
またYahoo!カーナビは、高速道路に入ると瞬時にハイウェイモードに切り替わり、地図の横にサービスエリアの情報が表示されるようになります。これは大変便利です。次のサービスエリアにレストランやガソリンスタンドがあるか、瞬時に理解できる。
あと、高速マップや、渋滞や事故などの交通情報もすぐに呼び出せるし、有料になりますが、レーダー探知機の機能を追加することも可能です。
Yahoo!カーナビは、非の打ち所が無い完璧な日本のカーナビ、と言えるでのではないしょうか。開発者の本気度を感じます。
使い勝手は?
この最強のYahoo!カーナビが、Android Autoに対応したというので、早速MAZDA CX-5に繋げて使ってみました。
スマホを有線接続すると、Yahoo!カーナビのアイコンが現れます。これを選択すればいいだけです。
残念ながら、スマホとの同時使用はできませんでした。接続後、スマホはブラックアウトしてしまいます。
ちなみに、Googleマップナビは、2023年春、スマホとの同時使用が解禁になりました。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
目的地の設定を、Android Auto上で行うのはかなり面倒です。タッチパネルが使えるわけではないので、CX-5のセンターコンソールにあるダイヤルやボタンを使って文字入力をしなければなりません。
目的地の設定は、やはりスマートフォン側で行いたい。私は、スマホをAndroid Autoに接続する前に、スマホ側で目的地を検索し、案内がはじまってから有線接続し、地図をダッシュボードのモニターに切り替える、というようにしています。
ダッシュボード上の7インチのモニターだと、地図が大変見やすくなります。案内の音声も車のスピーカーから出るので、とても聞きやすい。女性が喋るとき、ちゃんと音楽のボリュームを絞ってくれます。
交差点や走行レーンのイラストもきちんと表示されます。Amazonミュージックなどの音楽再生アプリとの二画面表示にも対応していました。
やはりYahoo!カーナビは素晴らしいなあ~と思いドライブを続けていたら、1つ残念なことに気づきました。それは高速道路走行時、ハイウェイモードに切り替わらないこと。つまりサービスエリアの情報が出ないのです。Yahoo!カーナビ最大の利点であるハイウェイモードが使えないというのは、随分と意外でした。地図だけだと、Googleマップナビと同じになってしまいますね……。
どこかにON、OFFの切り替えボタンがあるのではと思い設定をチェックしてみましたが、見つかりません。そこでヤフーさんに問い合わせたら、サービスエリアの情報表示にはまだ対応はしていないとのこと。
まだ、ということは、今後のアップデートに期待ですね。
いずれにせよ、Android Autoでハイウエイモードが使えるようになったとしたら、市販のナビはますます肩身が狭くなっていくような気がしています。いつの日か、Yahoo!カーナビが天下を取る日が来るかもしれない……。今日はそんなことを考えながら、目的地に向け移動しました。
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