【連載・写真のひみつ】第49回 構図09

額縁で見せる
額装は、作品を保護するためだけに行っているのではありません。観る側の視線を作品に集中させ、いっとき考える時間を与える役割も担っているのです。

私は風景を撮影するとき、額装が持つそんな不思議な力を最大限引き出す努力をしています。

カナダ、インディアンリバー村にポツンと建つカトリック教会を訪れると、決まって庭にある白樺の木の下からカメラを構えます。枝葉と下草で聖堂を包み込むような構図にすると、白い教会のコントラストが強調され、存在感が増してくるのです。建物だけだと説明写真になってしまいますが、植物で額縁を作ってあげることにより、撮影者の意図を感じる作品に昇格します。

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