【連載・写真のひみつ】第30回 夕

日没2時間前
夕方、太陽が西の空に傾きはじめると、光は斜めから差し込むようになり、風景の明暗がより明確になっていきます。加えて、光は徐々に赤味を増してくるので、風景に力強さが宿っていくのです。4色(CMYK)の印刷物では、赤を強くすると写真のボリュームが増しますが、それと同じことが自然界でも起きています。

光と色の変化は、太陽が沈む2時間くらい前からはじまり、時間の経過とともに強調されていきます。そして夕陽が沈む直前にクライマックスを迎え、隠れると同時にサッと幕が下りるのです。

日中、各地を巡っているときに絵になる風景を見つけたとします。写真を撮っているときに、「よし、夕方に戻って来よう」と心に決めます。数時間後、再び同じ場所を訪れ、夕陽に照らされた風景の撮影を行うのです。

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