もっといい写真を撮りたい
普段生活をしていると、ありとあらゆる場所で写真を目にします。街中にある広告、駅に貼られた観光ポスター、レストランにあるメニュー、そしてスマホでニュースサイトをチェックすると、記事の中には必ず1〜2点の写真があり、個人のSNSページでもたくさんの写真が使われています。
30年前、すべての写真はフィルムがなければ生み出すことができませんでした。しかしデジタルカメラが使われるようになってから、誰もが簡単にピントや露出が合った美しい写真を撮れるようになったのです。テクノロジーの進化は写真の世界に劇的な変化をもたらしましたが、今も昔も変わらないものがあります。それは、すべての写真は「カメラ」によって生み出され、そして「撮影者」がいるということです。
かつて写真が好きな人たちは、まずはカメラやレンズなどの機材に惹かれ、それから写真の世界へと入っていく人がほとんどでした。実は私もそうでした。中学3年の夏休み、カメラ店で目にした一眼レフカメラに一目惚れをし、猛烈に欲しくなってしまったのです。その時、写真のことなどこれっぽっちも考えていませんでした。写真に感心を抱きはじめたのは、高校の写真クラブに入部し、本格的に撮影活動をするようになってからです。
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