MAZDA CX-5に乗り続ける5つの理由

  • 2025年3月27日
  • 2025年3月27日
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愛車は2018年式 XD PROACTIVE 4WD 6MTです。2019年6月に新車で購入し、早くも2回の車検を終え、そろそろ6年目を迎えようとしています。

現在は毎週のように東京~長野を往復し、取材で北海道、九州、四国へ行く際の足としても大活躍しています。走行距離は9万5千キロを超え、夏前には10万キロに達する見込みです。

この車を手に入れる前は、どの車も2回目の車検前に手放し、新しい車に乗り換えていました。4年半の使用で走行距離が5万km未満であれば、査定額も高く、約100万円の出費で新車に乗り換えることが可能だったからです。

しかし、CX-5は昨年の春に2回目の車検を終え、来年は3回目の車検を通す予定でいます。今のところ、乗り換えるつもりはありません。

なぜ乗り換えないのか。正確に言えば、「乗り換えたくない」のです。それほどこの車に魅了されています。そこで今回は、私がCX-5に惹かれる理由を綴りたいと思います。

タイヤは17inchを選ぶ。19inchよりも乗り心地がいい。夏タイヤは6万キロで一度交換した。冬タイヤもそろそろ交換しようと思っている

【理由1】運転が楽
一番の理由は、ディーゼルエンジンの力強いパワーのおかげで、運転が非常に楽に感じられるからです。ディーゼルエンジンはマニュアル車との相性が抜群で、1速から6速まで、どのギアでもトルクフルで力強い走りを見せてくれます。

例えば、高速道路で料金所を通過し本線に合流するとき。ギアは3速か4速を使いますが、滑るようにスムーズに走行車線に入ることができます。高速走行中は基本的にギアは6速のまま。その6速にも十分なパワーがあるので、追い越しもスムーズに行えます。5速にシフトダウンする必要はありません。

特にパワーを実感するのは、山道を走っている時です。登り坂を走っているという感覚は全くなく、滑るように前に進んでいく。たまにレンタカーで排気量の小さな車を借りると、山道では何度もアクセルをベタ踏みする経験をします。しかし、このCX-5に限っては、そんなことはまずありえません。どんな状況の道を走っている時も、アクセルを軽く踏んでいるだけ。逆に、少しでも強く踏み込むと加速しすぎてしまうほどです。

そのため、運転中はいつも車を「軽く」感じています。1.6トンもの重量があることが信じられないほど。このディーゼル特有の豊かなトルクに慣れてしまうと、もうガソリン車には戻れませんね。


【理由2】貴重なマニュアル車
私のCX-5がマニュアル車であるということも、この車を手放せない理由の一つです。

残念ながら、CX-5のマニュアル仕様は2013年に生産終了となりました。自動車業界全体がハイブリッド車や電気自動車へとシフトしている現在、今後マツダがCX-5のマニュアル車を出す可能性は極めて低いでしょう。

だからこそ、この愛車を手放したら、二度とCX-5のマニュアル車に乗ることはできないのです。他社を見ても、SUVのマニュアル車はほとんど存在しないため、事実上、永遠に乗れないということになります。

マニュアル車を選んだことに、後悔は一切ありません。運転が快適で、走る喜びがあり、何より雪道での運転に安心感があります。また、オートマ車のようにアクセルを踏んでからパワーが伝わるまでのタイムラグが、マニュアル車には一切ありません。どのギアに入れた状態でも、アクセルを踏み込むと瞬時にパワーが伝わります。

購入時、ディーラーの担当者には「マニュアル車は人気がないため、売却時の査定額が若干下がります」と言われました。

マニュアルは、雪道の運転がとても楽

しかし、CX-5のマニュアル仕様が生産終了となり、その希少性が高まった現在では、オートマ車よりも高値で買い取ってくれる中古車ディーラーが増えています。もちろん、売るつもりは全くありませんが。

【理由3】燃費の良さ
CX-5の燃費については、多くの人が語っていますが、それらはすべてオートマ車での計測結果でしょう。

カタログにはオートマ車とマニュアル車の燃費に差がないと記されていますが、実際は大きく異なります。マニュアル車の方が燃費がいいのは明らか。 6年間の平均燃費は、一般道で18~19km/L、高速道路で20~22km/Lです。もちろん、これは燃料を満タンにした直後の瞬間的な数値ではなく、燃料が1/3の状態でも達成できる数値です。

ただし、数百キロの荷物を積んだ場合や、4~5速で走行する雪道などでは、上記の数値から1~1.5km/Lほど燃費が低下します。

CX-5の燃料タンク容量は55リットルです。私はいつも45リットル前後で給油するようにしており、軽油満タンで約7,000円(1リットル159円で計算)です。満タンの状態であれば、1,000kmは余裕で走行できるので、東北や四国への遠出でも、高速道路の割高なガソリンスタンドで給油したことは一度もありません。

軽油はガソリンよりも若干安価なのも助かっています。この6年間で燃料代は100万円を超えましたが、金額が大きくなるほどガソリンとの差は顕著になりますね。

3000ccクラスの車並みのパワーを持ちながら、ハイブリッド車や軽自動車並みの低燃費。こんな車は他には見当たりません。


【理由4】故障知らず

CX-5は、今まで修理にお金を使ったことは一度もありません。 もちろん、リコールには至らない不具合箇所の交換はいくつかありました。2代目KF系CX-5は、ミラー内部に水が浸入すると格納できなくなる現象があり、私の車も2年目にこの症状が発生しました。もちろん無償修理です。後部座席のシートベルトが巻き取れなくなる不具合に関しても無償で修理してもらいました。

春に洗浄しなかったので、ディスクは錆だらけになってしまった

雪国へ頻繁に行く場合、走行後に高圧洗浄機で車体下部の融雪剤(塩)を洗い流す必要があります。そうしないと、ブレーキディスクが錆びだらけになってしまう。私は足回りの洗浄を怠ったため、3年目にディスクがひどく錆びてしまいました。しかし、新車保証があったため、ディスクは無償で交換してもらうことができました。

マツダは、半年に一度のオイル交換と点検がセットになった「パックdeメンテ」を提供しています。新車購入時と車検時には、私も必ず加入しています。マツダのメカニックに定期的に車の状態を見てもらうことで、常にベストな状態を維持できますね。

4年目に一度だけ、信号待ちのときにエンジンがストンと停止してしまったことがありました。ウンともスンとも言わなくなった。後ろは長蛇の列。パニックになりましたが、15分後、警察に連絡しようとした矢先、再度エンジンを始動してみると、大きな唸り音と共に再始動し、事なきを得ました。

その後、マツダのディーラーで点検してもらいます。走行データをマツダ本社に送信して調査もしてもらったのですが、これといった問題は見つかりませんでした。メカニックの話では、おそらく煤の噛み込みによる一時的な不具合だろう、とのこと。最新のソフトウェア(若干、アイドリング時のエンジン音が上がった)に書き換えてもらってからは、同様の不具合は一度も発生していません。

問題が発生したとき、私は撮影で短い距離の走行と停止を繰り返すいわゆる「チョイ乗り」を頻繁に行っており、アイドリングストップも多用していました。

ディーゼル車は、街中でのチョイ乗り走行には向かないと言われています。つまり、ガソリン車のような使い方をしていたのがいけなかったのでしょう。もしかしたら、DPF再生中にエンジンのオンオフを繰り返していた可能性もあります。

いずれにせよ、アイドリングストップは怖くて使えなくなりました。エンジン始動と同時に必ずオフにするようにして、信号待ちなどでは絶対に作動させないようにしています。そのお陰か、バッテリーの劣化スピードが遅く、6年経った今でもバッテリーは一度も交換していません。

これはすべての車に言えることですが、車に搭載されているアイドリングストップほど無意味な機能はないと私は思っています。

【理由】デザインが好き
数ある車の中で、心から「美しい」と思えるデザインの車に出会うことは、そう多くはありません。

私が初めてマツダのデザインに魅了されたのは、3代目マツダ アテンザワゴンでした。都内を車で走行中、ひときわ目を引く美しい車が目に留まります。日本車にもこんなにも美しい車があるのかと感動し、調べてみたらマツダのアテンザワゴンだったのです。

2017年にCX-5がモデルチェンジし、KF系が登場した時は、強く心を奪われました。流れるようなボディライン、無駄のないフロントグリル、そのすべてが完璧でした。SUVといえば、角ばっていて装飾過多なデザインの車が多い中、CX-5は群を抜いて洗練された美しさを放っていました。

当時乗っていたスバル・フォレスターは、マイナーチェンジやモデルチェンジのたびに、特にヘッドライト周りがロボットのような角ばったデザインになっていくことに少々不満を感じていました。

そしてついにCX-5を手に入れたわけですが、あまりの美しさに、当初はオフロードを走ることさえ躊躇してしまうほどでした。

CX-5は、2021年のマイナーチェンジで、フロントフェイスのデザインが刷新されました。フロントバンパーの左右が滑らかな平面になり、グリルの縁取りが若干太くなったのです。正直、このデザインを見た時、「変更する必要のない箇所を無理に変更したことで全体のまとまりが失われてしまったな」と感じました。特にグリルの太い縁取りは、今でも違和感を覚えます。

この部分は細い方が格好いい

CX-5の現行モデルよりも、私の愛車である2018年モデルのすっきりとしたまとまりのあるデザインの方が好きです。これこそ、デザインの完成形だったと思っています。

2025年、CX-5はいよいよフルモデルチェンジを迎えます。どのようなデザインになるのか、今から楽しみです。さすがマツダだ、と思わせる洗練されたデザイン、一目見て優美だと感じるデザインになるといいのですが。

以上、CX-5をこよなく愛する5つの理由を書いてみました。

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