冬の季節が到来です。
毎年1回は風邪を引くので、今年はどこでウイルスにやられるか、ビクビクしながら旅を続けています。
「日本で最も美しい村」の取材で、月の半分は国内各地を転々としています。毎日宿を変え、たくさんの人と会ってインタビュー取材を行っているので、風邪を引く確率は極めて高くなる。
風邪を引くのは決まって旅先です。
初期症状は人によって異なりますが、私の場合、鼻と喉の間、つまり上咽頭が痛くなります。
その後、2日ほど経つと体がだるくなり、熱が出はじめます。だるさと熱のピークが過ぎると、今度は咳が出るようになる。この咳は厄介で、1〜2ヶ月続くことがあります。
歳を重ねることに、咳は取れにくくなってきました。
旅先では予定がびっしり詰まっているので、風邪を引いても休むことができません。
そこで、「あっ、風邪かな…」と思ったら、可能な限りその風邪を抑え込む努力をしています。
市販薬とビタミンCと水分の補給
上咽頭が痛くなると、旅先で見つけた薬局に駆け込みます。そして、「のどの痛みに効く」という薬を購入します。多くの人が選ぶ葛根湯(かっこんとう)でもいいかもしれません。
風邪の引きはじめに飲む薬は幾種類もあるので、薬局にいる薬剤師さんに相談して決めるといいでしょう。
同時にビタミンCも買います。
薬を、食後3錠ずつ飲みはじめます。たとえ日中眠くなったとしても、きっちり飲む。水分を多く取るように心がけ、ビタミンCも多めに摂取します。
たとえ食欲がなくても、3食しっかり食べるようにし、湯船に浸かって体を温め、夜は早めに眠ります。
すると不思議なことに、喉の痛みは2〜3日で収まり、高熱が出るという症状も回避できるのです。つまりそのまま旅を継続できる。
ご存じのように、薬で風邪を治すことは出来ません。しかし、薬を飲むことにより、風邪の症状を軽くすることは可能だと思います。
大切なのは、「喉が痛い」という初期症状のとき、1分でも早く薬を飲むなどの対策を取ることですね。
咳が長引くときは処方箋
旅が終わる頃、ああ、今回は大事に至らなくてよかったなと安堵しますが、体は正直です。1週間くらい経つと咳が出はじめます。その咳はなかなか鎮めることができません。
経験上、咳が出はじめたら、どんな市販薬を飲んでも効果がありません。私は過去にすべて試しましたが、どれひとつとして咳に効いた薬はありませんでした。タンを切るというあの有名なパウダーもダメです。もちろん、コンビニで売っているのど飴も気休めにしかならない。なめすぎると虫歯になるだけ。
よって近年は、咳が出ても市販薬は買わず、自分の治癒力によって咳が自然と収まるのを待つようにしています。
今回の咳は長引きそうだなと感じたら、近くの医院に行くようにしています。私のかかりつけ医は、製薬会社の営業マンかというくらい、たくさんの薬を処方してくれます。
その薬を飲みはじめると、不思議なことに翌日には咳はピタリと止まります。しかし、体内で薬が切れると咳が出はじめるので、もらった薬をきちんと最後まで飲み続けることが大切ですね。
私はそのたびに、やっぱり薬は処方箋じゃないと効かないんだよな、と考えたりもしますが、旅先で病院に行って処方箋をもらうというのは、なかなか時間が取れず、難しいですね。薬局で買える市販薬に頼るしかありません。
いずれにせよ、風邪を引いた後に、数週間、数ヶ月間残り続ける咳は実に厄介ですね。1日でも早く咳を止めたい方は、病院に行って処方箋をもらうといいでしょう。
12月入り寒さが厳しくなってきました。今年は風邪を引かないように、外出先でのマスク、うがい、手洗いを徹底しようと思っています。
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