霧の魅力
私が最も興奮する自然現象の一つに「霧」や「靄」があります。どちらも地表付近に発生した雲で、空中に浮かんだ無数の微少な水滴からなっています。微少水滴は光を散乱し吸収するので、霧の中では見通しが悪くなります。気象学では、視程1km以下が霧で、1km以上を靄と呼んでいるようです。
霧にカメラを向けると、ベストショットが生まれる確率が高くなります。写真集『ローレンシャンの秋』『PASTORAL』『MORNING LIGHT』、そしてフォトエッセイ集の『朝の光とともに、世界を巡る旅がはじまる』の表紙には、霧をテーマにした作品が使われました。
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