冬の旅で出会った「積雪」
真冬の1月、新潟県湯沢町を旅していたとき、とてつもない風景を目の当たりにしました。大雪です。3メートル以上も降り積もった雪が、民家や車をすっぽりと飲み込んでいたのです。
私が生まれ育った信州松本でも、冬になると雪が降ります。しかし積もったとしてもせいぜい30センチ程度、2〜3日で溶けてしまいます。父の出身が豪雪地帯、新潟県髙田でした。冬は民家の2階のドアから出入りすることもある、という話は聞いて知っていたのですが、まさか実際に降る雪がこれほどまでに凄い量だとはこれっぽっちも想像していなかったのです。
大雪を見てまず考えたのは、これは日本が世界に誇る絶景ではないだろうか……ということです。カナダや北欧など緯度の高い地方では冬になると毎日のように雪が降ります。しかし気温の低さからパウダースノーとなり、吹き溜まりのような場所には何メートルも雪が積もりますが、風が吹き抜ける場所にはまったくと言っていいほど雪がないのです。湿り気を帯びた雪が辺り一面こんもりと降り積もる風景は、間違いなく日本だけのオリジナルでした。
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