- 2022年2月2日
- 2023年6月20日
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【連載・写真のひみつ】第41回 構図01
構図は十人十色ビジュルアルアートにおいて画面を構成することを「構図」と呼んでいます。つまり写真を撮るということは、目の前にある世界をカメラで切り取り、構図を生み出していくことにでもあるのです。 旅をしているときに心ときめく被写体と出会ったとします。写真を撮り慣れている人は、シャッターを切る前に構図 […]
構図は十人十色ビジュルアルアートにおいて画面を構成することを「構図」と呼んでいます。つまり写真を撮るということは、目の前にある世界をカメラで切り取り、構図を生み出していくことにでもあるのです。 旅をしているときに心ときめく被写体と出会ったとします。写真を撮り慣れている人は、シャッターを切る前に構図 […]
銀色の被写体80年代、多くの一眼レフカメラにはシルバーボディとブラックボディがありました。オリンパスOM10にも2種ラインナップされており、商品カタログのイメージ写真には、シルバーとブラックの機種が交互に紹介されていたのです。 購入時、私は迷うことなくブラックボディを選びました。黒の方が重厚感があり […]
黒い夜景クリスマスの写真集『SILENT NIGHT(サイレントナイト)』を制作していたとき、黒をテーマにした作品が少ないことに気づきました。写真集は、東部カナダのクリスマスのイルミネーションを雪景色と共に紹介していく構成です。20年間の中で撮り溜めたポジフィルムの中から作品を選んでいたら、ライトテ […]
白い風景長野県松本市生まれだというと、多くの人から決まって「北アルプスの山並みに抱かれた美しい街ですね」という言葉が返ってきます。しかし、私のような松本で生まれ育った人にしてみれば、北アルプスをそれほど意識するようなことはありません。特に子供の頃は、西側に標高3000m級の山並みが連なることなどまっ […]
まずは二次元バーコードを取得 カナダの東と西には5時間の時差あるため、プリンスエドワード島、シャーロットタウン5時45分発の便に乗れば、バンクーバー〜成田直行便に乗り継ぐことが可能となり、翌日には日本に帰国できます。 前日、帰国のための準備を行いました。 まずは、幾つかの質問に答え、二次元バーコード […]
カナダ到着 入国審査 9時間半後、AC004便はカナダ、バンクーバー国際空港に到着しました。34年間でカナダは100回以上訪れているでしょうか。いつも北海道にでも行くような感覚で気軽に入国していましたが、さすがに今回ばかりは緊張しました。 まずは入国審査場前に設置された機械でパスポートをスキャンし、 […]
2021年9月7日、カナダは扉を開きました。ワクチン接種を完了し入国条件を満たしていれば、出国地を問わずカナダ入国が可能になったのです。到着後、2週間の隔離も必要ありません。そこで思い切って、カナダ取材を行うことに決めました。行き先は東部カナダの「ケベックシティ」と「プリンスエドワード島」です。 し […]
目立つ色2008年、ペンタックスがK-mの後継機として出したK-xは、購入時に外装部分の色が指定でき、全部で100通りのカラーバリエーションが用意されていました。私は迷うことなく黄色いボディを選びました。なぜ黄色にしたかというと、他人とは被らないし、何より目立ったからです。 当時、いま以上にアグレッ […]
意外に少ない赤をテーマにした作品写真をはじめてから生み出した作品は1億カットを超えているでしょう。フィルムはスリーブとマウントの状態で大型のキャビネットに、デジタルは撮影日ごとのフォルダに分けてハードディスクに保存しています。 海外や国内の風景をはじめ、ポートレートやスナップなどの人物、建築やインテ […]
青の魅力青には、水色のような薄い青から、群青といわれる濃い青まで、幾重ものバリエーションがあります。青の変化を最も身近に感じることができるのが空です。朝方はうっすらとした青。8時を過ぎると青味が増し、お昼頃には真っ青になります。夕暮れ時はふたたび薄くなりますが、夜の闇が訪れる前に、空が濃紺に染まるブ […]
作品の中の緑旅先で撮影した写真を見返し、「色」を意識してみください。おそらく最も多く写っている色は「緑」になると思います。山、森、林、 草原、田んぼ、畑……と日本の風景にはいたるところに緑があふれています。東京のような大都会であっても、意外と街路樹や観葉植物などの緑が多いことに気づきます。 当然、プ […]
空が黒くなる時間「夜」とは、日の入りから日の出までの時間帯のことを指します。しかし、マジックアワーやブルーモーメントを好む私は、夜の時間帯を勝手に「空が黒い時」にしています。 夜は毎日訪れるので、昼と同じような感覚で写真を撮ることも可能です。でも33年間の写真人生の中で、夜に生み出した作品はほんの一 […]